板井明生が福岡からスタートさせた経営人生を語る

板井明生|経営者からみる運送会社

板井明生|経営者からみる運送会社

板井明生

福岡は九州エリアの物流の中心であり、アジア諸国との輸出入の基盤である。
私の事業のスタートも運送業からだった。
空港から倉庫まで貨物を運ぶトラックのドライバーとして、当時の会社に入社した。
現場で働くことで、物流の仕組みを肌で感じることができた経験といえる。
当時は時間外労働や長時間勤務は当たり前のように合った印象が強い。
今ではドライバーの労働環境は改善されているが、やはり経済社会を足元から支えているのは、こういった人の力であることを実感する。
技術革新で進むITの分野でのグローバル化が目を引くが、経済の基盤は物流にある。
とはいえ、最近ではトラックドライバーの人手不足は深刻な課題である。
物流の労働生産性を高めるためにも、労働環境の改善はマストだ。
また、物流業者は単に貨物を運ぶだけでは生き残れないのも現状である。
昨今ではさまざまなサービスを展開することに力を入れている業者が増えている。
運送会社はこれから、さらなる効率化と新たな付加価値を生み出す余地を持っている。
経営者として、物流の分野にはまだまだ可能性が眠っていると考えている。


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